この瞬間が永遠だ

掴み取れNo.1!前に前に進め

子供を産んだらつぐながももこ先生に預けたい

 

 

 

6年ほど前、顔面粉まみれにさせられ、引きずられながらスタジオを強制退場させられるアイドルがいました。

 

まだ特徴的な髪形が完全なシルエットではなかったときです。

ももちです♡」と名乗った彼女は、ほかに出演していたアイドルグループ、もはやメンバーでさえかすんでしまうほどのインパクトと立ち回りで、めちゃめちゃ体を張っていました。

「引きずられていくももち~!!」

の実況とともに首根っこをつかまれてまるで漫画のようにずるずると引きずられていったももちこと嗣永桃子さん。本日2017年6月30日、ご卒業本当におめでとうございます。

 

確かその放送後から、ももちというアイドルが気になりすぎて当時彼女が所属していたBerryz工房Buono!のライブ動画など見あさった記憶があります。放送時での最新シングルは「あぁ、夜が明ける」だったので宣材写真は少し大人っぽくてちょっと敬遠。しかしながら、ライブパフォーマンスに圧倒されました。菅谷梨沙子ちゃんの歌声は圧巻だし、夏焼雅ちゃんの歌声も素敵だし、清水佐紀ちゃんは華奢なのにダンスが上手で、徳永千奈美ちゃんのスタイルは抜群、熊井友理奈ちゃんはめっちゃでかい、須藤茉麻ちゃんは一番好きな顔でした。ピンクのワンピースでセクシーに歌うだけではなくて、パワフルで、かわいくて、かっこいい曲も歌って踊りこなす、当時から関ジャニ∞も応援していた身としては、Berryz工房を好きにならない理由が見当たりませんでした。

 

そんな個性的な6人と、すべてにおいて完璧である、℃-uteと兼任していたBuono!鈴木愛理ちゃんなどを知り、私はどんどんハロープロジェクトにハマっていったわけですが、いくら時間が経っても揺るぎなく嗣永桃子さんのファンでした。初めてみた「粉まみれももち」の衝撃と、グループにて魅せる「嗣永桃子様」のギャップが、忘れられなかったのです。歌唱力やダンスにおいても、テレビだけのイメージで終わるにはもったいないほど、キュートなももち、ロックなももち、キレキレトークももち、どれもももちだけど全然違う。毎度飽きない彼女のアイドルパフォーマンスが大好きでした。

あの放送からたくさんのテレビに出演されていたももちこと嗣永桃子さん。いらいらするアイドルだからと、「いらドル」と称されながらそのぶりっ子キャラを確立していきました。(彼女自身は「かわいらしいアイドル」の略だと言っていました。確かに~!)

そして私が何より好きだったのは、嗣永さんがももちとして発言する中に、他人を下げる発言は決してなかったというところです。例えば自分のことをブスだと誰かに言われたとして、「あなただってそんなにかわいくないじゃないですか!」じゃなくて、「何でですか~!私かわいいじゃないですか~!!」って返すところ。

他人を下げるのではなくて、自分を上げることで笑いが起きるように。という彼女のポリシーが本当に素敵だなぁと思った記憶があります。

 

そんなももちが所属する「Berryz工房無期限活動停止」とお知らせがあった時、同時期に「カントリーガールズのプレイングマネージャーとして嗣永桃子はアイドル続投」とのお知らせもありました。単純に嬉しかった。その当時既に彼女は大学生で、幼児教育を専門に勉強をしているという情報があったので、このタイミングで辞めてしまっても仕方がない、だって彼女は忙しいんだから、と半ば諦めていたのに嗣永さんはアイドルを続けてくれた。21時までのシンデレラたちの桃色だけが一人魔法が解けなかった。プレイングマネージャーの立場はいまいちまだ掴めなかったけど、とにかくまだアイドルのももちが見られる嬉しさが勝りました。

 

その後カントリー・ガールズとして自分と10歳近く離れた新人メンバーを教育し、自身もパフォーマーとしてステージに立ち続ける嗣永さんを単純に尊敬しました。ももち結びの魔法は既に解けていましたが、ももちはももちでした。そんな中で後輩に自分をよいしょさせたり、でも嫌な空気には決してさせず、一人だけ明らかに高いヒールを履いて踊り、右も左もわからない7人の後輩を支え、立派にたくましく育て上げたももち。いやももち先輩。私はどの時代も変わらないカントリー・ガールズの空気感が大好きでした。

 

2017年はBuono!解散や、ハロプロ新体制によりカントリー・ガールズの今後の活動に不穏な空気が流れていますが、ももち先輩のもとで育ったメンバーが、他グループへの移籍後にカンガルで培ったキャラが潰れる、目立てなくなる、などといった不安は私には一切ありません。いや、一瞬ちょっとあったけど。今はありません。うまくは言えませんがももち先輩の申し子は強いから大丈夫!って思えます。ただ単純に、ももち先輩から教わったいろいろなものを糧に、それぞれの方向で頑張ってほしい気持ちでいっぱいです。

 

ももちから私のハロオタ人生は始まったので、嗣永桃子卒業ってなった時点で私もハロプロ自体に今以上に興味が薄れてしまうのではないかと当時は思っていました。しかしながら、嗣永桃子さんを慕い、嗣永桃子さんに憧れ、「嗣永桃子さんの後釜を狙う」*1後輩たちがいる限り今後も私はハロプロをしばらく好きでいると思います。っていっても、こんなに書いておいて私が嗣永さんを生で拝見したのはたった一度のハロコンのみです。ベリコンもカンガルコンも握手会やバスツアー、バースデーイベントも行ったことがありません。今日も今日とて大学で授業を受けるいつもの毎日です。新幹線の切符もありません。嗣永さんが歩んできたアイドル人生に関われるイベントは膨大にあったのに、大した接触もない、何も知らない在宅オタクがどうしてこんなにべらべらと語るのか。

 

大好きだからです。嗣永桃子さんというアイドルが本当に大好きだった。

 

卒業はとてもかなしいです。芸能界からも引退するなんて、悲しすぎる。でも、この決断をした嗣永桃子さんは大好きなんです。明日からはももちのいないハロプロももちのいない芸能界。近くにはつぐながももこ先生がどこかで子どもたちのお世話をする未来がやってくるのかなぁ。そうだといいなぁ。嗣永桃子さんのような素敵な人に育て上げるには、もはやつぐながももこ先生に直接預けるのが得策ではないのかとさえ妄想してしまいます。子供を産んだらももこ先生に預けたい。どんな進路を描いているのかは分からないので勝手に言っているだけですが、そうなれば嬉しく思います。

 

あの時粉まみれワロタで終わらず良かった。ももち結びを素敵だと思った自分を褒めてあげたい。ももちに出会えてよかった。みんなのアイドル、今日も昔もきっと未来もかわいい嗣永桃子さん、何も知らないけれど、全部が大好きでした。改めて、卒業おめでとうございます。

 

今夜の卒業コンサートが世界で一番素敵な空間になりますように。

毎日をいっぱいありがとう!